2010年3月8日

株式会社 家族

最近、こんな本が出版されました…

『株式会社 家族』山田かおり/著 山田まき/絵

友人のblogで初めて知ったのですが、
実はこの本の挿絵を私の高校の同級生が描いてます。
そう、著者の妹・山田まき=ぱっちゃんです。
ぱちおと姉に呼ばれ、
私は意味も分からずいつの間にかそう呼んでました。

服装も言動も何もかも一風、いや、とてもとても変わった
姉・かおり。
それにも増して強烈な母・チヨコ。
おとなしい人なのかと思っていたら、
ある日、実はこの人が一番腹黒いのではないかと思う様になった父・ヒデオ。

そんな個性豊かな家族を持つぱっちゃん家のフツ〜の日常を綴ったお話の様ですが、
ブラックユーモアに包まれたこの一家自体全く持ってフツ〜ではないです。

一般的にあり得ないお話なんじゃないかと。

昔からぱっちゃんの家に遊びに行く度、
他では味わえない類いの笑いがドコからともなく湧いてきて
時に私の心を手荒く温め、時に凍てつく様に刺してくれました。

ホント、愛すべき山田家の人々です。

まだ、読んでもないし、手に取って見ていないので
お勧めするのも失礼かと思うのですが、
痛快に笑える事は間違いありませんので、是非!!

ちなみに、ぱっちゃんの描く絵の原画は
本当に小さくて大体が親指の爪くらいのサイズなんです。
描きかけのモノ、描いたけど消してあるモノ、顔のないヒト、
ノートの端っこに落書きした絵をそのまま作品として発表している辺り、
山田家産ブラックユーモアの賜物なのかも知れないです。

明日、早速、書店へ行って、一気に読んでしまおうと思います。

あ、まだ読みかけの「幼女と煙草」ブノワ・デュトゥールトゥル/著 があった。
ぱっちゃん家が尼崎代表だとしたら、こちらはフランス代表のブラックコメディ。

明日は暗室作業しながらこれを読み切る事にしよう。